ジャンク品で入手したPC-9821Xa200について紹介します。この9821は電源が入るものの、電源ファンが回らない状態でした。そこで新たにファンを用意、掃除してOSをインストールしました。
PC-9821 電源ファンの交換
電源ユニットを分解し使われているファンと同じ大きさの物を用意しました。元々使われていたコードを切断し新しいファンをはんだ付けしました。使われているコードの内、回転数を検出する白いコードは9821側に無かったので切断し念の為に熱圧縮コードで覆っておきました。結果ちゃんと動作しました。
洗浄と黄ばみ落とし
外側のケースが黄ばんでいるので洗浄後、黄ばみを落としてみました。家庭用中性洗剤を使い洗ったあと、過酸化水素水を使いました。パーツにキッチンタオルを輪ゴムで止めラップで包みました。こうすることにより過酸化水素水をより密着させるつもりでしたが、あまりいい方法では無いかもしれません
この後屋外で直射日光を当てました。季節が冬だったので日照時間は少なかったと思います。2日続けたと思います。黄ばみは残りました。
基盤の洗浄
内部基盤を洗います。掃除機で埃を除去した後クレ エレクトリッククリーナーを使いました。CPUグリスの塗り直しもしました。
漂白後のフロントパネルです。CDドライブは黄ばんだままなので見比べると白くなっています。でももっとキレイにしたかったですね。
組み立てとOSのインストール
基盤を取り付けてハードディスクを用意しOSをインストールしました。MD-DOS6.2とWindowsNT4.0をインストールしました。サービスパックなどをインストールし、最後にメガトンアームズというゲームをインストールしました。
使用したHDDはIDE接続の物です。最初は6GB Maxter製のHDDを使用したのですがうまくいきませんでした。どうやらこの本体では認識できない容量のHDDだったようです、この部分を動画に入れると長くなるのでカットしました。その後、4.2GBのHDDでPC-9800対応のIODATA製 UHDI-4.3GH/98というHDDを使いました、中身はサムスン製HDDでした。ちなみにPC-9800とパッケージには書いてありますが対応機種はPC-9801BA3,BX3からと対応表にありました。
メガトンアームズというゲームをインストール、プレイしてみました。ロボットで対戦するゲームのようです。サウンドカードとスピーカーが無いのでBGMは聞くことができません。プレイですが操作法方がよくわからず一人も勝てませんでした。
終わりに
今回のPC-9821はジャンク品で入手した物でした。店頭で電源ファンが回転しない事は表記されていました。自分で直せるかもしれないと思い購入、同じようなファンを探したり外側を洗ったりしてみました。以前からPC-98本体は所有し扱ってはいましたがPC-98のジャンクの手直しは初めてでした。モニターは富士通の物でFM-TOWNSと同時に購入したものです。これもジャンクでした。このPC-9821はこれといった使いみちは無いのですが、できればサウンドカードや今回のPC-98用にキーボードとマウスを用意したいですね。