電源が入らず、液晶画面が変色したゲームボーイポケットを修理します。
ゲームボーイポケット 現状
私が使っていたゲームボーイポケットはいつごろからか電源が入らなくなり画面が変色してしまいました。当時はどうしていいか分からず放置していました。ネットを見れば修理方法が分かったのですが、その時はそこまで考えつきませんでした。今なら検索すればいくらでも分かります、今回はこのゲームボーイポケットを修理する事にしました。
電源入らず
まずは電源が入らない原因を探ります。スイッチを分解して中を洗浄、取り付けてテスターで通電を確認しました。しかし電源は入りません、そこで次はF1と基盤に書いてある部品をテスターで通電を確認すると反応しませんでした。この部品はヒューズ抵抗という部品のようです。検索してみるとこれは普段は抵抗として機能しますが高い電流が流れるとヒューズとして機能し、回路を保護するために断線する、という物のようです。これが壊れたため電源が入らない可能性がでてきました。
一方、ゲームボーイポケット用の部品として単なる1アンペアのヒューズを紹介しているサイトやネット通販もあります。はたしてヒューズ抵抗を用意するべきか、あるいは単なる1Aのヒューズでいいのか?かなり悩みました。どちらの部品もネットオークションやフリマサイトで入手可能です、しかしこういったサイトを使った事が無い私には抵抗感がありました。1Aのヒューズを一個だけ買うという方法も探しましたがなかなか見つかりませんでした。
部品探し
同じ部品を使っている電子機器やゲーム周辺機器はないか探しました。ニンテンドー64の振動パックとWiiのバランスボードにそっくりな部品があったのですがヒューズ抵抗のカラーコードを見るとどうやら0.5Aの数値でした。もしかしたらΩ、つまり抵抗値を表示しているのかもしれませんが、どちらにせよ数値が足りていないと判断しました。
他のジャンク品を見ていたら1Aのリセッタブルヒューズと思われる部品を見つけました。基盤だけのジャンク品についていた部品です。Googleレンズで検索した結果で判断しているのでもしかしたら間違っているかもしれません。ものは試しということでハンダ付けしてみるとちゃんと起動しました。
部品が手に入らない私にはこんな方法しかありませんでした。もしかしたら正しい方法ではないかもしれません。
ちなみにリセッタブルヒューズとは想定より大きい電流が流れると発熱し、抵抗値が上がり、電流の流れを止めるというもののようです。熱が下がるとまた電流を流すようになります。
偏光板の張り直し
次は液晶画面の偏光板の張り直しです。ビネガー現象で変色した偏光板を剝がします。偏光版の下に透明のシートのような物があるのでこれも剥がします。ボロボロになっていたので剥がし材のリムーバーZを吹き付け綿棒やヘラで落とします。
表面のキレイになるまでやったら新しい偏光板を用意します。今回用意した偏光板は大きさが300mmx200mmで、ヘラと汚れ拭きが付いていました。偏光板には裏表があり両方に保護シートが貼ってあります。裏面には接着剤が付いています。
電源を入れた状態で画面がちゃんと映る角度をみつけます。今回はすぐにキレイに見える角度が見つかりました。このことが以前修理したワンダースワンのやり直しに繋がりました。画面と同じ大きさに切ったら接着面のシートを剥がし偏光板に付属していたヘラを使い空気が残らないよう貼り付けました。
結果、黄色っぽい仕上りになってしまいました。やはりこういうものなのでしょうか。
ライン抜け修正とテストプレイ
元通りに組み立ててテストプレイをします。電源はちゃんと入りました、リセッタブルヒューズで問題なかったのでしょう。画面もちゃんと見えるのでプレイに差し支えありませんでした。ところが画面にライン抜けが出てしまいました。よく見ると画面下の辺りのケーブルを動かすとラインが出たり消えたりします。おそらく長年同じ状態にいたのでケーブルにクセがついてしまったのでしょう、抜けがでない位置でテープで貼り組み直しました。
モノクロ画面でバックライトも無いので照明の近くで遊んだほうが画面がよく見えます。
修理後一か月経ってこの記事を書いていますが今現在GBPは正常に起動しゲームで遊べます。修理は成功したといっていいでしょう。
終わりに
もう随分前に使えなくなったゲームボーイポケットを修理できました。黄色っぽい仕上がりになってしまいました。実はもうほとんど興味が無くなっていたのですがゲームボーイカラーを修理したのをきっかけに手を付けました。操作やスピーカーについては何の問題もありませんでした。モノクロ画面でテトリスを遊びました。結構楽しかったです。この修理をきっかけに以前修理したワンダースワンをやり直しました。
最終更新日 2024/12/02